営業支援とは、主に外勤で仕事をして顧客と面談をするのがメインの業務となる営業担当者のサポートをするようなイメージになります。外勤の営業担当者であっても、常に社外だけで仕事をしていればよい成績が上げられるわけではありません。特に最近では、顧客関係情報がコンピューターで管理されていて、その情報分析が重要な位置を占めるようになってきています。コンピューターとかデータベースが使われていない昔の時代には、このようなことはいわば経験的に行っていたのかもしれませんが、今は具体的なデータに基づいて行うことが当たり前になってきており、そのために営業支援の仕事の重要性は高まってきています。
実際に顧客に会いに行くことを考えている場合であっても、その人が何を求めているのか、何を考えているのかをできる限り把握してから出かけることは仕事の基本と言えます。このような情報は、必ずしも営業部門だけで得られるものではありません。その人は例えば自社製品を最近購入したけれども思っていたような商品ではなく、お客様相談室にクレームを入れた人かもしれません。あるいは、自社のウェブサイト経由で何らかの希望を書き込んだことのある人かもしれないわけです。
このような情報をデータベースに集約し、必要に応じて取り出して分析するような仕事が営業支援と言えます。ある意味で、データや情報を元に顧客管理を行っている方々ということもできるでしょう。